自宅施灸のすすめ

からだの内部では常に健康な状態を保とうとする働きがあります。
病気や怪我をすると、からだ自信は元に戻ろうと活発に働きだします。
自然治癒力とか自己治癒力といいます。
誕生してから他界へ行くまでの間に生命力が徐々に衰えていくのは自然の法則です。
自然治癒力も弱まっていきます。
弱まりながらも異変を感じれば,自然治癒力は必死に働きだします。
その働きを外からちょっと手伝えるのがお灸です。

風・熱・湿・燥・寒のいずれかを強く受けたと思われたとき、
怒・喜・笑・思・慮・悲・恐・驚・のいずれかを強く感じすぎたとき、
食べ過ぎ,飲みすぎ,働きすぎなどのとき、
からだは疲れています。

体調の良い状態に戻すのには,お灸は効果的です.。

病気にならないうちに,ちょっと暇を作って,自分でお灸をなさいませんか?
自分自身や家族の体調を整える事ができるのです。
「未病治」を自分の手でやってみましょう。
やった後で「何でもなかったのかしら?」となれば大成功なのです。
疲れが軽くなっただけでも寝つきが良くなっただけでも良いのです。
自然治癒力は高まります。
病気になっても軽く早く治るでしょう。
生命力に年齢差,個人差があるように,
自然治癒力も人それぞれです。
ひとりひとりの自然治癒力のテンポに合わせて,
外から優しく力ずける事ができるのです。
それが出来るお灸はとても素晴らしいのです。

生活習慣病にならないために、
もうなってしまった方は,少しでも良くなるように、
お灸を生活習慣の中に取り入れてください。

小さな艾の一ひねりで
      時間がかからない
    お金がかからない
    病気にかからない

という大きな目標に向かってちょっと試してみませんか?


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